ラトビアで活躍する日本人サッカー選手

平成25年5月7日
 欧州はサッカーが盛んな地域として知られています。ラトビアにも欧州サッカー連盟(UEFA)に加盟するサッカー・リーグがあり,ラトビアの1部リーグは,「ヴィルスリーガ(Virsliga)」と呼ばれます。

 ヴィルスリーガは10チームにより構成され,春から秋にかけての1シーズン(2013年は27節)で優勝を争います。他の欧州諸国リーグ同様,リーグ戦の優勝チームには欧州最強のクラブチームを決めるチャンピオンズ リーグへの出場権が与えられます。ラトビアのクラブチームが欧州の大舞台で旋風を巻き起こす可能性もあり,ラトビアのサッカーファンは,長い間その時を待ち望んでいます。

 ヴィルスリーガに所属する選手,特に外国人選手の多くは,ラトビアで活躍することで,その後,欧州内の有力チームに移籍するチャンスを得ることを目標としているようです。ラトビアでの環境は,選手達にとって必ずしも恵まれたものとは言えない場合もあるようですが,選手達はそれぞれの置かれた環境の中で最善を尽くしています。

 日本ではあまり知られていませんが,ヴィルスリーガには以前から日本人選手が参戦しており,2013年シーズン開始時点では4チームに計6名の日本人選手が所属しています。若く将来性を秘めた日本人選手の中から,欧州のビッグ・クラブに羽ばたくサクセス・ストーリーが生まれる日も近いかもしれません。
 
駐ラトビア多賀大使と懇談したFCユールマラのオーナーほかスタッフと日本人選手
駐ラトビア多賀大使と懇談したFCユールマラのオーナーほかスタッフと日本人選手
(左から武田英明選手,川辺隆弥選手,小川圭佑選手)