日本人作家が散文朗読会に参加をしました。

令和元年12月9日
12月7日(土),日本人作家三名が,ラトビア国立図書館で行われた散文朗読会に参加し,以下の作品を朗読しました。
 
Kyoko Nakajima(中島京子) „The little house(ちいさいお家)”
Ito Ogawa(小川糸) „Mittens(ミトン)”
Dan Osano(小佐野弾) „The Axle(車軸)”
 
直木三十五賞作家である中島京子さんは,同賞の受賞作品(映画も多くの賞を受賞)であり,東北地方から出てきた女性の視点でみた昭和初期の東京の風景を描いた「ちいさいお家」を朗読しました。現代歌人協会賞受賞者である気鋭の歌人小佐野弾さんは,初の小説作品となる「車軸」を朗読しました。たくさんの映画やTVドラマの原作者として知られる小川糸さんは,ラトビアをモデルにした架空の国ルップマイゼ共和国に誕生した女性の一生を描いた「ミトン」を朗読しました。
朗読は,日本語で行われた後,ラトビア語訳の朗読もされました。朗読の後,会場から日本語も交え,三名に対し活発な質問がなされました。日本の俳句(三行詩),短歌(五行詩)とラトビアの四行詩の関係についての言及もあり,日本文化の新たな一面をラトビアの方々に紹介することができました。


Photo: Ministry of Culture of the Republic of Latvia
Author of Photo: Una Stade