北海道東川町の姉妹都市、ルーイエナ町への訪問

令和2年8月10日
 7月17日、川口大使は、ラトビア北部のエストニアとの国境近くに位置する、ルーイエナ町に初の公式訪問を行い、グラドキンス・ルーイエナ町長の案内で、同町を視察いたしました。グラドキンス・ルーイエナ町長は、19年間にわたり町長を務めており、東川町との交流が始まった当初からずっと両町の友好関係の構築に尽力されております。なお、同氏は、日本・ラトビアの地域間交流の促進及び関係強化に寄与した功績が認められ、昨年、旭日双光章を受賞されました。
 
 ルーイエナ町は、人口3000人ほどの町で、ラトビア国内ではアイスクリーム「Rujienas saldejums」の産地として広く知られております。北海道東川町とルーイエナ町の関係は1992年に始まり、2008年7月17日に姉妹都市協定を結んで以降、活発な交流を続けており、訪問日は、姉妹都市協定12同年を迎えた、記念すべき日でした。また、今年で創立100周年を迎えた同町では、現在、100周年を記念した映像を作成しており、映像には、東川町との交流の歴史や、今回の大使訪問の様子も含まれることになっております。
両町の交流の歴史は、当館HPにも掲載されております。
https://www.lv.emb-japan.go.jp/itpr_ja/bilateral_sister_city.html
また、ルーイエナ町の観光情報は、同町HPをご参照ください。
http://www.rujiena.lv/public/request.php?navi=65&l=en
 
 本訪問を通じて、教育や社会福祉に対する町を挙げての取り組みや、東川町及び日本との交流を大事にする姿を目の当たりにして、大使は深く感銘を受けるとともに、グラドキンス・ルーイエナ町長と川口大使は、さらなる両国の関係発展のため、これからも意見交換と連携を続けることで合意いたしました。



意見交換後、グラドキンス・ルーイエナ町長らと町議会にて



姉妹都市提携調印を記念して両町に設置されたポンプ
距離は遠く離れていても、水でつながっている、という意味合いを持つ
 

グラドキンス・ルーイエナ町長の案内でルーイエナ町内を視察する様子



アイスクリーム工場にて(左から、グラドキンス町長、Rujienas saldejums社長、川口大使)



東川町から寄贈された文化品が展示されている「Japanese Room」
町内には、同じく寄贈された桜の木が十数本生えており、春には綺麗な桜を見ることができるとのこと



インタビューを受ける川口大使
 

スポーツ設備の整ったルーイエナ中等教育学校の様子。夏期休校期間には、スポーツ合宿の受入なども行っている。
幼稚園では、環境や自然保護についてのプログラムを含め、趣向を凝らした様々な学習に取り組んでいる。